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リール1機種のすべて担当できる自由度が醍醐味
リール製品開発(2020年入社)
技術
設計
女性活躍

スピニングリールの設計を担当

入社して以来、リール開発に所属しています。一昨年まではベイトリールの設計を担当していましたが、昨年からはスピニングリールの設計を担当しています。リール開発部では、基本的に1機種に対して一人の担当者がリールの設計を丸ごと担います。設計担当になって1~2年目は、全体の流れを学びながら変更点が比較的少ないリールを担当します。3年目以降になると、新規要素開発や変更点が多いマイナーチェンジの機種も担当するようになります。

釣りとモノづくりへの興味

釣りは小さい頃に父に連れて行ってもらうことがちょくちょくあり、釣具に触れる機会は多かったと思います。モノづくりに興味があり、それを仕事にしたかったので、大学では工学部で機械工学を学び、カーボンナノチューブをはじめとする炭素系の材料を取り扱う研究室に入りました。この時、カーボンはロッド(釣り竿)の材料にも使われているので、「研究室で学んだ経験を就職した仕事にも活かせるかな」という思いもありました。

自由度が高い設計ができるのは魅力的

釣具は趣味の道具なので、一部守るべき法規制はありますがその範囲であれば、ある程度自由がききます。また、他の製造業の設計では、ハンドルだけ、スプールだけ、というようにパーツ毎に分担されることが多いかと思いますが、ダイワのリール設計は一人の設計者が1機種を丸ごと担当しています。当然ながら責任が大きい仕事ですが、比較的自由度の高い設計ができるのが魅力で、担当一人ひとりによる特徴が出しやすいのは面白いなぁと思います。

リール設計の面白さ

例えば、この機種はベイトリールを担当していたときのものです。プロ契約するアングラー(釣り人)の方に何度も何度もテストでキャストして(投げて)いただき、相当な時間を費やして作り上げたので、特に思い入れがあるリールです。ベイトリールにはルアーをキャストするときに糸巻き部であるスプールが回り過ぎてしまいラインが絡まってしまう「バックラッシュ」というトラブルがあります。これを防ぎつつ快適にルアーをキャストできるようにスプールの回転を制御するブレーキ機構がとても重要になります。各社独自のブレーキシステムを開発していますが、ダイワのブレーキは基本的に磁力を活かしたマグネットブレーキを採用しています。本体側に付いたマグネットとスプールに組み込まれた金属部品で磁力を発生させることでブレーキをかける仕組みになっています。金属部品の厚さや長さ、マグネットへのかかり量などを微調整していくのですが、限られたスペースでいかに最適なブレーキを実現するか頭を悩ませることも…。とはいえ、あるパーツを変更した時に他のどの部分に影響が出るのか、リールを軽くするためにはどこが削れるのか…、と色んな角度から検討していくのは結構楽しいです。

お客様が驚くようなリールを作りたい

「軽くするだけ…」とか「強くするだけ…」でしたら簡単なのですが、「軽くて強い」、その相反する要素を満たすためのバランスを導きだすことがいちばん難しい課題です。個人的には、「繊細で感度がよく、でも耐久性もあって、ずーっと長く使えるリール」が理想だと思うのでそんなリールを設計したいと考えています。
日常、お客様と直接お話する機会が少ない私たちにとって、フィッシングショーなどの展示会はお客様の「生の声」をお聞きできる貴重な機会です。そういう場でたくさんのお客様から「よかったよ!」って言ってもらえたり、リールを手に取ったお客様が「うわぁ~、すごい!」と驚いていただけたりするリールを設計したいという思いがあります。そして、いずれは「EXIST(イグジスト)」のようなダイワのトップモデルを担当して、そんな設計ができたらいいな、と思っています。

ある一日の流れ

09:00~10:00 | 課内会議
10:00~11:00 | 打合せ
13:00~15:00 | 構想検討
15:00~17:00 | 試作品評価
17:00~17:30 | 翌日の業務確認