ゴルフ海外営業|長濱 有紀

柔軟な働き方に対応えしてもらえる職場環境が支え

 大学時代までテニスを楽しむ機会も多かったことから「プリンス」ブランドを事業展開するグローブライドに新卒で入社し、ゴルフ営業部の一員として12年。その間、結婚や出産を経て働き続けています。仕事だけでなく、釣りやゴルフ、テニスなどスポーツを通じて社員同士がつながる文化があり、また気楽に相談できる風通しの良さがグローブライドの社風と考えています。先輩たちの話を聞くなかで結婚後の仕事や家庭のことがイメージでき、独身の頃から育児と仕事の両立に不安はありませんでした。

 入社から産休育休後も私の業務内容は、ゴルフクラブの輸出に関わる書類作成や海外代理店からの問い合わせ対応など海外営業の事務サポートです。子育てのためにも短時間勤務を続けていますが、短い時間でも変わりなく業務を担うため、自ずと仕事の効率化にはどうしたらいいかを考え動くようになりました。産休育休を取得する前までは先延ばしにしていたことも、優先順位の高い事から業務そのものを見直しするよう心がけ、工夫するようになり、そうすると思っていた以上に短い時間でも円滑に対処できることが増えていきました。私の職務はルーティンワークではなく、海外のお取引様の意向にお応えして、船のスケジューリングをしたり輸出書類を作成したりと柔軟な対応を要求される業務ですので、優先順位に基づきながら業務をこなすことで、突発的な問題にも余裕をもって対処ができるこの働き方がとても合理的だということに、短時間勤務になったことで気がつくことができたのです。

 小学校の学童保育の時間に合わせて帰るため、短時間勤務制度を活用しています。ただ、新製品発売などの繁忙期には時間に余裕もなく、特にコロナ禍を機に商品を外国へと送り届けるコンテナの手配が困難になるなど前例のない問題が重なったときには残業せざるをえず、学童保育のお迎えの時間に間に合わないという日もありました。このようなことが続いたときに上司へ相談したところ、状況を見ながら業務内容を見直していただけたので、今は時間に余裕をもって働くことができています。

 また、非常に働きやすい環境として時間単位有給休暇(上限あり)が取れることが挙げられます。学校の保護者会があるとき、病院で診察を受けてから出社したいとき、子どもが急な発熱で学校へ迎えに行かなければならないときなど、「2時間だけ出社を遅らせる」「1時間だけ早帰りする」など柔軟に対応ができます。さらに、子どもが小学校入学前までは通常の有給休暇に加え、子どもの病気や予防接種の時に使える看護休暇(上限あり)も取得できるので、安心感があります。

 こういった休暇の制度は、先輩社員からの要望により制度化されたと聞いています。日頃から業務に直接関わるところだけでなく、職場環境や「働きやすさ」についても意見を言いやすく、またそれを受け止める柔軟さがある会社だと感じています。先輩たちが創ってくれた「仕事も子育てもしやすい環境」を私自身のためにも、これから制度を活用する方々のためにももっと良くしたい。そのためにこれからは、先輩ママ社員の視点からも発言していけたら、と思っています。